秋の収穫体験!家庭菜園で育てた人参を親子で収穫しました【家庭菜園・子どもと楽しむ秋の週末】

体験談
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10月の週末は、雨続きの天候に恵まれず、なかなか外遊びができない日が続きました。
「今週もまた雨か…」と空を見上げる週末が多かったように思います。

そんな中、11月最初の土曜日は、ようやく雨の心配がない曇り空。
気温も穏やかで過ごしやすい1日となり、我が家では待ちに待った「人参の収穫」を行いました。

きっかけはベランダ菜園から!ペットボトルで始めた人参づくり

人参を育て始めたのは、今年の6月ごろ。
市販のプランターではなく、ペットボトルを再利用して、ちょっとしたベランダ家庭菜園として挑戦してみたのがきっかけでした。

2階のベランダに置き、土を入れて種を蒔いたのですが……
当時は日当たりが悪く、発芽しても苗がヒョロヒョロとしていて、どうも元気がない様子。

「やっぱり、もっと太陽の光が必要なのかも」と感じ、7月には1階の庭へと移動。
日当たりは改善したものの、今度は真夏の直射日光が強すぎて、苗がほとんど枯れてしまいました。

一度は諦めかけたものの、「もう一度挑戦してみよう!」と再チャレンジ。
改めて種を蒔き直し、今回はペットボトルで育てた苗を庭と植木鉢にそれぞれ移し替えました。

毎週末、少しずつ葉が伸びていく様子を家族で観察。
とくに4歳の息子が「人参さん、大きくなったかな?」と嬉しそうに見てくれるのが、何よりの励みになりました。

植木鉢から抜いてみる!息子が「収穫係」に挑戦

約4か月の栽培を経て、いよいよ収穫の時。
今回の「収穫係」は、息子に任せました。
ちょうど先日、幼稚園のお芋掘りでもたくさん収穫してきたので、経験者としてはピッタリの担当です。

まずは植木鉢に植えた人参から。
2本育っていたので、大きい方から引き抜いてみることにしました。

息子が葉を束ねて「よいしょっ!」と力を込めて引っ張ると、思いのほか簡単にスポン!と抜けました。
現れたのは、やや短めながらも立派なオレンジ色の人参

ただし、土の深さが足りなかったため、根の先が曲がってしまっていました。
それでも、「うわぁ!にんじん出てきたー!」と息子は大喜び。

隣にあったもう1本を抜くと、こちらはわずか5センチほどのミニサイズ
かわいらしい姿に思わず笑ってしまいました。

庭に直植えした人参はどうなった?

続いて、庭に植えた人参の収穫に挑戦。
こちらも息子が葉を束ねて引っこ抜きました。

庭の人参は、茎と葉の長さがなんと約50センチ
「これは大きいかも!」と期待していたのですが……
抜いてみると、想像とは少し違う形に。

根の部分は真っ直ぐに伸びようとしていたものの、土が硬く、下に十分伸びられなかったようです。
そのため、途中で枝分かれしてしまい、短く太い形に成長していました。

「なるほど、土の柔らかさって大事なんだな」と実感。
植木鉢の土はホームセンターで購入した柔らかい培養土を使用していましたが、庭の土はそこまで手を加えていませんでした。

結果として、柔らかい土では根が真っ直ぐに伸びる一方で、
硬い土では人参が分かれたり短くなったりするという、貴重な学びを得ました。

採れたて人参の葉っぱを料理に!昼はうどん、夜はチヂミ

さて、収穫した人参をどう食べようか。
今回は葉っぱ部分も使ってみることにしました。

昼食では、人参の葉を刻んで煮込み、うどんにトッピング。
茎の部分も一緒に煮てみましたが、少し苦味とスジっぽさがあり、好みが分かれる味でした。
「大人は好きだけど、子どもにはちょっと苦いかも」という感想に落ち着きました。

そして夜は、妻がネットで見つけた「人参の葉チヂミ」を作ってくれました。
細かく刻んだ葉を生地に混ぜ、フライパンでこんがりと焼いたチヂミは、香ばしくて絶品。
ポン酢をかけると、人参の香りがほんのり広がり、家族みんなが「これ、美味しい!」と笑顔に。

人参の葉チヂミレシピ(参考)
  • 人参の葉(適量・細かく刻む)
  • 小麦粉(100g前後)
  • 水(大さじ3〜4)
  • 卵(1個)
  • 塩(少々)
  • ごま油(焼き用)

混ぜて焼くだけで、簡単に香ばしい一品が完成します。
葉付き人参を育てた方にはぜひおすすめのレシピです。

家庭菜園の魅力:失敗も含めて「学び」になる

今回の人参づくりは、決して完璧な結果ではありませんでした。
形の良い人参はできなかったし、土の硬さや水やりの難しさも痛感しました。

それでも、自分の手で育て、収穫し、食べるという一連の体験は何ものにも代えがたいもの。
特に息子にとっては、「食べ物がどのようにできるか」を学ぶ良い機会になったと思います。

家庭菜園は、植物の成長を通じて親子の会話が増えるという点でも魅力的。
朝の水やり、週末の観察、そして収穫の日。
小さな畑でも、家族の思い出を育てることができました。

まとめ

次は“真っすぐな人参”を目指して再挑戦!

今回の経験で分かったことは、「土の質と深さ」が人参栽培のポイントだということ。
次はホームセンターで野菜用の深型プランターを購入し、ふかふかの培養土を使って挑戦してみようと思います。

「スーパーで売っているような真っすぐな人参を育てたい!」
そんな新たな目標ができました。

家庭菜園は、失敗も成功もすべてが学び。
次の春には、再び人参の種を蒔き、親子で成長を見守る楽しみを味わいたいと思います。

家庭菜園・親子時間・食育というテーマは、忙しい毎日の中で心を豊かにしてくれるものです。
皆さんもぜひ、おうちで小さな菜園から始めてみてはいかがでしょうか。

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