三菱重工業株式会社から株主向けの封書が届いたのは、6月末のこと。
いつものように中身を軽く確認して、うっかりそのまま処分しそうになってしまいました。
ところが、よくよく目を凝らすと……なんと2種類の施設の招待券が同封されていたのです!
思わず「危なかった……」と胸をなで下ろしたほど。
今回は、そんな見落としがちな三菱重工の株主優待の中身と、招待券で行ける施設の魅力をたっぷりご紹介します。
三菱重工の株主優待とは?内容を確認しよう
三菱重工の株主優待は、生活に直接役立つ金券や割引券ではないものの、知的好奇心をくすぐる施設の招待券がもらえるのが特徴です。
2025年6月に届いた優待には、以下の2つの施設への招待券が同封されていました。
- 本人+同伴者3名まで有効(計4名)
- 有効期限:2026年6月30日まで
- 一回限り利用可能
- 同伴者は200円引きで入館可能
- 有効期限:2026年3月22日まで
- 展覧会会期中のみ利用可
三菱みなとみらい技術館で「科学のチカラ」に触れる体験を
横浜・みなとみらいにある「三菱みなとみらい技術館」は、三菱重工グループの技術や未来社会への取り組みを展示する体験型の科学館です。
特に子ども連れの家族や、理系分野に興味がある方にはうってつけの施設です。
■ 施設の基本情報
- 所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番1号
KDX横浜みなとみらいビル内 - アクセス:
みなとみらい線「みなとみらい駅」徒歩3分
JR根岸線・市営地下鉄「桜木町駅」徒歩8分 - 開館時間:
平日 10:00~15:00(最終入館14:30)
土日祝 10:00~16:00(最終入館15:30) - 休館日:火・水曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始など
■ 現在はリニューアル工事中!
2025年7月11日(金)までの予定で全館休館中とのこと。
リニューアル後はどのように進化するのか、今から楽しみです。
お出かけの際は、必ず公式ホームページで最新情報をチェックしてください。
■ 見どころ一例
- 「空と宇宙ゾーン」ロケットの構造や仕組みを学べる
- 「海洋ゾーン」:潜水艦開発に関する展示
- 「陸ゾーン」:風力発電、火力発電など構造と技術の紹介
静嘉堂文庫美術館で日本美術の粋にふれる
東京都千代田区丸の内にある「静嘉堂文庫美術館」は、三菱財閥を築いた岩崎家が創設した美術館です。
2022年に丸の内へ移転し、さらにアクセスが良くなりました。
■ 美術館の基本情報
- 所在地:東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
- アクセス:
東京メトロ「二重橋前駅」直結(3番出口)
JR「東京駅」「有楽町駅」から徒歩5分
無料巡回バス「丸の内シャトル」でもアクセス可 - 開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日:月曜(祝日の場合は翌平日休館)、展示替期間、年末年始
■ 見どころ・収蔵品
- 国宝:源氏物語関屋澪標図屛風、曜変天など7点
- 重要文化財84件を含む6,500件の古美術品
- 慶派作の「木造十二神将立像(寅神像)」など鎌倉時代の彫刻も展示
招待券が利用できるのは展覧会開催期間中のみですが、年に数回の特別展では貴重な作品が展示され、非常に見応えがあります。
招待券で得られる“金額以上”の価値とは?
金額的には数百円~数千円程度の優待かもしれませんが、実際に足を運ぶことで得られる体験はプライスレスです。
- 科学・技術への理解と興味が深まる
- 日本美術の粋にふれ、感性を刺激される
- 子ども連れの家族にとっても学びある外出に
- 普段なら訪れない場所へ行くキッカケになる
「優待券=お金になるもの」と考えがちですが、体験型の優待には別の価値があると再認識しました。
今回の件で痛感したのは、株主優待の封書は必ずすみずみまで確認すべきということ。
何気なく封を開けて、書類だけ確認して捨ててしまっていたら、貴重な招待券を無駄にしてしまうところでした。
特に三菱重工の優待は、「株主の皆様へのご案内」の下にあり、電車の切符なみの大きさのため、目立たなく注意が必要だと思いました。
まとめ
三菱重工の優待で「学び」と「芸術」を満喫しよう
三菱重工の株主優待は、一見地味に見えるかもしれませんが、実は大人も子どもも楽しめる学びと芸術の体験ができるお得な内容でした。
- 横浜の「三菱みなとみらい技術館」で最新技術と未来に触れる
- 丸の内の「静嘉堂文庫美術館」で国宝や重要文化財を鑑賞する
どちらも通常なら有料の施設ですので、株主優待で無料or割引で利用できるのは非常に魅力的。
ぜひお手元の封書を再確認し、休日のお出かけ先として検討してみてはいかがでしょうか。