「車検当日に見積より高くなる!?」実際の体験談と追加整備をすすめられた時の対処法

体験談
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車の維持費の中でも大きな出費になる「車検」
そんな車検で、「当日になって見積より高くなった」という経験をした方も多いのではないでしょうか。
今回は、私が実際に体験した“車検当日の見積アップ事件”をもとに、なぜそんなことが起こるのか、そしてどのように対処すればよいのかをまとめました。

車検前の流れ:見積書は届いたのに…

2年前に車検をお願いした某整備会社から、数か月前にハガキが届きました。
「早期申し込みで割引あり!」と記載があり、ちょうど車検時期も近づいていたため電話で予約。
後日、郵送で見積書が届き、その金額は約5万円
内容もシンプルで、今回はエンジンオイル交換を追加でお願いする形にしました。

ここまではスムーズで、何の不安もありませんでした。

車検当日:予想外の「追加提案」

そして迎えた車検当日。
私は当然、見積額どおり5万円程度で終わると思っていました。
ところが、受付で担当スタッフからこんな説明が始まりました。

「1年で5,000キロほど走行されていますね。〇〇が少し傷んでいるので交換したほうが良いです」
「2年前の車検で△△を交換していないので、今回は交換をおすすめします」
「ディーラーでやるよりは安いですよ。工場に持って行って確認しますが、その時に追加費用がかかる場合は電話します。もちろん、その時点で車検を取りやめることもできます。」

正直、驚きました。
私は車検に詳しいわけではありませんが、「え?見積は5万円じゃなかったの?」という気持ちです。
車検切れも近く、いざ「確認後に連絡します」と言われても、車検を通さなければ車に乗れなくなるわけです。
その場では「お願いします」としか言えませんでした。

当日になって金額が上がるのは常識なのか?

同じ会社で車検を受けるのは今回で2回目。
前回も、当日に「〇〇を交換した方が良い」と提案されたことがありました。
そのときは、あらかじめ予算を立てていたので「今回は見積額の範囲でお願いします」と断れましたが、今回も同じ流れ。
さすがに不信感が残りました。

過去の整備履歴もあるはずなのに、事前見積時や電話予約時に提案してくれていれば、心構えができたはずです。
「なぜ当日になって急に?」という疑問が強く残りました。

実際の車検相場を調べてみた

ChatGPTで車検の相場を確認したところ、以下のような結果でした。

車種 相場目安(法定費用+整備費用含む)
軽自動車 約3.3万円~6.6万円
小型~中型車 約7万円~15万円
大型・高級車 約11万円~20万円以上

内訳としては、

  • 法定費用(自賠責・重量税・印紙代):約2〜3万円
  • 基本整備・点検費用:3〜5万円程度(専門店の場合)
  • ディーラー車検の場合:さらに+4〜6万円高くなる傾向

つまり、軽自動車や小型車なら5万円前後でもおかしくはないものの、追加整備が発生すると一気に10万円近くになるケースもあるわけです。

なぜ当日に「追加整備」をすすめられるのか?

車検では、実際に車をリフトアップして点検しないと分からない不具合もあります。
たとえば…

  • ブレーキパッドの残量が想定より少ない
  • オイル漏れやベルトの亀裂が見つかる
  • ライトや排ガスが基準を満たしていない

こうした“現車確認でしか分からない劣化”があるため、
「安全のために交換した方が良い」と提案されること自体は珍しくありません。

しかし、問題は必要以上の提案です。

実際にはまだ使用可能なバッテリーやブレーキオイルを、
「念のため」「危険ですから」といった口実で交換をすすめてくるケースもあります。
これは営業トークの一環で、利益を上げるための手法といわれることもあります。

追加整備をすすめられた時の対応法

では、当日に見積より高い金額を提示されたとき、どうすればいいのでしょうか。
以下のように伝えるとトラブルを防げます。

①丁寧に断る場合

「今回は見積の範囲でお願いしたいので、追加整備は見送ります。」

“今回は”という言葉を添えることで、角を立てずに断れます。

②判断を保留する場合

「検討したいので、今日は見積書だけ出してもらえますか?」
「家族と相談してから、必要なら後日お願いするかもしれません。」

即決を避けたいときに有効です。

③「車検を通すだけでいい」ことを伝える

「今回は車検を通すのが目的なので、安全に通る範囲でお願いします。」

明確に目的を伝えることで、不要な提案が減ります。

④“安全のため”といわれたら

「今の状態で車検には通りますか?」
「通るなら、今回は見送ります。」

“通る・通らない”を確認することで、本当に必要な整備かを見極められます。

⑤はっきりと断りたいとき

「見積額以上の作業は一切不要です。」
「了承なく進めた場合はキャンセル扱いにしてください。」

不当な追加作業を防ぐための強めの一言です。

車検前に伝えておくべきこと

トラブルを防ぐために、見積や受付の段階で以下を伝えておきましょう。

「追加整備が発生した場合は、必ず電話で連絡をお願いします。」
「上限金額は○万円まででお願いします。」

この一言で、不要な提案を大幅に減らせます。
また、見積書をスマホで撮影しておくと、当日比較しやすく便利です。

まとめ

車検は「見積=最終金額」ではないこともある

ポイント 内容
当日追加整備の提案 よくある(点検後に発覚するため)
断ることは可能か もちろん可能。許可なく作業はできない
注意点 「車検に通るかどうか」を必ず確認
対策 上限金額・追加連絡のルールを事前に伝える

今回の経験を通して感じたのは、「車検=信頼関係」だということ。
価格だけで選ぶのではなく、「見積の透明性」や「説明の丁寧さ」も重要です。
次回の車検では、口コミだけでなく、実際に相談して対応が誠実かどうかをしっかり確認しようと思います。

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